第29回 98/Me/2000/XPからXPへOutlookExpressを移行(2)

前回ではとりあえず各種のWindowsから「ファイルと設定の転送ウィザード」を立ち上げる方法をご紹介しました。
今回はデータを移す方法について触れたいと思います。
まずは転送元で「ファイルと設定の転送ウィザード」を立ち上げて[次へ]をクリックします。
転送元がWindows XPの場合は次に「転送元」か「転送先」か聞かれます。ここでは「転送元」を選択してください。
選択画面が出ない場合は自動的に「転送元」と認識されています。

データの転送方法について「ファイルと設定の転送ウィザード」では次の方法が用意されています。
1 直接ケーブル
2 ホームまたは小規模オフィスネットワーク
3 フロッピードライブまたはその他のリムーバブルメディア
4 その他

1 直接ケーブル

この方法は、1本のケーブルでシリアルポート同士で2台のPCを接続して転送するという方法です。シリアル接続のため、かなり低速です。データを転送するには向きませんが、設定を転送するだけの分には速度は十分対応できると思います。
ネットワークの設定は各自で行ってください。
ケーブルは事前に接続しておいてください。

転送先で「ファイルと設定の転送ウィザード」を立ち上げます。
まずは[次へ]をクリックします。
[転送先の新しいコンピュータ]にチェックマークをつけ[次へ]をクリックします。
さて、第28回を振り返ってみてください。
「2 98/Me/2000からXPでWindows XPのCD-ROMがある場合」にあてはまっている方は「Windows XP CDからウィザードを使います」を選択します。
それ以外にあてはまる方は「既にウィザードディスクがあります」を選択します。
「古いコンピュータに行ってください。」という画面が出たら、転送元で「ファイルと設定の転送ウィザード」を立ち上げます。

転送元で「ファイルと設定の転送ウィザード」が立ち上がったら[次へ]をクリックします。
転送元がWindows XPの場合は次に「転送元」か「転送先」か聞かれます。ここでは「転送元の古いコンピュータ」を選択し[次へ]をクリックしてください。
選択画面が出ない場合は自動的に「転送元」と認識されています。
「直接ケーブル」にチェックマークをつけ[次へ]をクリックします。すると「シリアル接続をセットアップしてください」という画面が現れます。
同様に転送先の画面も「シリアル接続をセットアップしてください」という画面が現れるまで進めてください。
転送元、転送先共に[自動検出]をクリックし「接続成功」と表示されたら転送元の画面の[次へ]をクリックします。
このウィザードでは自動的にファイルと設定を転送先OSへと転送します。

ここでは、転送する項目を決めます。
「何を転送しますか?」のいずれかの項目にチェックマークをつけ、さらに「[次へ]をクリックしてから、ファイルと設定のカスタム一覧を選択する」にもチェックマークをつけ、[次へ]をクリックします。
次の画面では不要な項目を削除していきます。OutlookExpress以外のデータがいらないときは「Outlook Express」以外の項目を1つ選択して[削除]をクリックします。それを繰り返し行ってください。また、他のアプリケーションデータも移したい項目があるときは削除はせずにおいておくようにしてください。
転送する項目が決まったら[次へ]をクリックします。転送先でも[次へ]をクリックします。
(ここでインストールの必要なプログラムが見つかったとき「新しいコンピュータにプログラムをインストールします。」という画面がでるので、メモしたら[次へ]をクリックします。)

転送もとの画面が切り替わったら[完了]をクリックし、転送先の画面も切り替わったら[完了]をクリックし、これで転送が終了です。
「変更を有効にするにはログオフする必要があります。今、ログオフしますか?」という画面が出たら[はい]をクリックしてください。これで、設定が有効になります。

2 ホームまたは小規模オフィスネットワーク

この方法は、LAN等のネットワークを利用してデータを転送する方法です。「直接ケーブル」よりも比較的早く転送ができるため、ルータやハブでネットワークを構築している人にはこちらのほうをオススメします。
ネットワークの設定は各自で行ってください。また、ネットワーク上に複数台のPCが接続されているときは、他のPCに関しても非常に高い負荷がかかってしまうので気をつけてください。
ケーブルは事前に接続しておいてください。

転送先で「ファイルと設定の転送ウィザード」を立ち上げます。
まずは[次へ]をクリックします。
[転送先の新しいコンピュータ]にチェックマークをつけ[次へ]をクリックします。
さて、第28回を振り返ってみてください。
「2 98/Me/2000からXPでWindows XPのCD-ROMがある場合」にあてはまっている方は「Windows XP CDからウィザードを使います」を選択します。
それ以外にあてはまる方は「既にウィザードディスクがあります」を選択します。
「古いコンピュータに行ってください。」という画面が出たら、転送元で「ファイルと設定の転送ウィザード」を立ち上げます。

転送元で「ファイルと設定の転送ウィザード」が立ち上がったら[次へ]をクリックします。
転送元がWindows XPの場合は次に「転送元」か「転送先」か聞かれます。ここでは「転送元の古いコンピュータ」を選択し[次へ]をクリックしてください。
選択画面が出ない場合は自動的に「転送元」と認識されています。
「ホームまたは小規模オフィスネットワーク」にチェックマークをつけ[次へ]をクリックします。

ここでは、転送する項目を決めます。
「何を転送しますか?」のいずれかの項目にチェックマークをつけ、さらに「[次へ]をクリックしてから、ファイルと設定のカスタム一覧を選択する」にもチェックマークをつけ、[次へ]をクリックします。
次の画面では不要な項目を削除していきます。OutlookExpress以外のデータがいらないときは「Outlook Express」以外の項目を1つ選択して[削除]をクリックします。それを繰り返し行ってください。また、他のアプリケーションデータも移したい項目があるときは削除はせずにおいておくようにしてください。
転送する項目が決まったら[次へ]をクリックします。
(ここでインストールの必要なプログラムが見つかったとき「新しいコンピュータにプログラムをインストールします。」という画面がでるので、メモしたら[次へ]をクリックします。)

転送先の画面に表示されているパスワードをそのまま転送元の画面に打ち[OK]をクリックします。
転送もとの画面が切り替わったら[完了]をクリックし、転送先の画面も切り替わったら[完了]をクリックし、これで転送が終了です。
「変更を有効にするにはログオフする必要があります。今、ログオフしますか?」という画面が出たら[はい]をクリックしてください。これで、設定が有効になります。

3 フロッピードライブまたはその他のリムーバブルメディア

この方法は、フロッピーディスク、CD-R/RW、DVD±R/RW/RAM、MO等のメディアを使用してデータを移す方法です。次に示すものは、ディスク1枚で済ませる場合のおおよその目安です。
・OutlookExpressの設定だけの転送でしたらフロッピーでも十分かと思います。
・OutlookExpressのデータを転送のであれば最低CD-R/RWは必要になります。
・OutlookExpress以外のデータも含めて転送するのであれば最低DVD±R/RW/RAMでないと足りません。

まずは転送元で「ファイルと設定の転送ウィザード」が立ち上げ[次へ]をクリックします。
転送元がWindows XPの場合は次に「転送元」か「転送先」か聞かれます。ここでは「転送元の古いコンピュータ」を選択し[次へ]をクリックしてください。
選択画面が出ない場合は自動的に「転送元」と認識されています。
「フロッピードライブまたはその他のリムーバルメディア」にチェックマークをつけ、ドライブを選択したら[次へ]をクリックします。

ここでは、転送する項目を決めます。
「何を転送しますか?」のいずれかの項目にチェックマークをつけ、さらに「[次へ]をクリックしてから、ファイルと設定のカスタム一覧を選択する」にもチェックマークをつけ、[次へ]をクリックします。
次の画面では不要な項目を削除していきます。OutlookExpress以外のデータがいらないときは「Outlook Express」以外の項目を1つ選択して[削除]をクリックします。それを繰り返し行ってください。また、他のアプリケーションデータも移したい項目があるときは削除はせずにおいておくようにしてください。
転送する項目が決まったら[次へ]をクリックします。
(ここでインストールの必要なプログラムが見つかったとき「新しいコンピュータにプログラムをインストールします。」という画面がでるので、メモしたら[次へ]をクリックします。)
しばらくすると「最初のディスクをドライブに挿入してください。」という画面が出るので、フォーマット済みのメディアを挿入し[OK]をクリックします。また、複数枚必要になるときは入れ替えを要求されるので、その指示に従って新しいメディアと入れ替えては[OK]をクリックします。その際、ディスクの順番を忘れないようにしてください。
「ファイルと設定の収集フェーズを処理しています」という画面が出たら[完了]をクリックします。

転送先で「ファイルと設定の転送ウィザード」を立ち上げます。
まずは[次へ]をクリックします。
[転送先の新しいコンピュータ]にチェックマークをつけ[次へ]をクリックします。
「ウィザードディスクは必要ありません。既に、古いコンピュータからファイルと設定を収集しました」にチェックマークをつけ[次へ]をクリックします。
「フロッピードライブ、またはほかのリムーバルメディア」にチェックマークをつけ、ドライブを選択したら[次へ]をクリックします。
「ディスク1を挿入してください。」と出てきたら1枚目を挿入し[OK]をクリックしてください。複数枚ある場合には指示に従い同様にディスクを次々に入れ替えては[OK]をクリックしてください。
「ファイルと設定の転送ウィザードの完了」という画面が現れたら[完了]をクリックし、これで転送が終了です。
「変更を有効にするにはログオフする必要があります。今、ログオフしますか?」という画面が出たら[はい]をクリックしてください。これで、設定が有効になります。

4 その他

この方法は、ハードディスク等の大容量記憶装置、リムーバブルメディアを使用してデータを移す方法です。
デュアルブート(1台のPCに2つのOS)の場合ですと内臓のハードディスクへ保存しておくこともできます。別PCに転送する場合は外付けのハードディスクを使用されることをオススメします。データの転送速度は速くなりますが、USB1.1で接続されているハードディスクの場合の速度は比較的低速となります。

まずは転送元で「ファイルと設定の転送ウィザード」が立ち上げ[次へ]をクリックします。
転送元がWindows XPの場合は次に「転送元」か「転送先」か聞かれます。ここでは「転送元の古いコンピュータ」を選択し[次へ]をクリックしてください。
選択画面が出ない場合は自動的に「転送元」と認識されています。
「その他」にチェックマークをつけ、[参照]をクリックし保存するためのフォルダを選択したら[次へ]をクリックします。

ここでは、転送する項目を決めます。
「何を転送しますか?」のいずれかの項目にチェックマークをつけ、さらに「[次へ]をクリックしてから、ファイルと設定のカスタム一覧を選択する」にもチェックマークをつけ、[次へ]をクリックします。
次の画面では不要な項目を削除していきます。OutlookExpress以外のデータがいらないときは「Outlook Express」以外の項目を1つ選択して[削除]をクリックします。それを繰り返し行ってください。また、他のアプリケーションデータも移したい項目があるときは削除はせずにおいておくようにしてください。
転送する項目が決まったら[次へ]をクリックします。
(ここでインストールの必要なプログラムが見つかったとき「新しいコンピュータにプログラムをインストールします。」という画面がでるので、メモしたら[次へ]をクリックします。)

転送先で「ファイルと設定の転送ウィザード」を立ち上げます。
まずは[次へ]をクリックします。
[転送先の新しいコンピュータ]にチェックマークをつけ[次へ]をクリックします。
「ウィザードディスクは必要ありません。既に、古いコンピュータからファイルと設定を収集しました」にチェックマークをつけ[次へ]をクリックします。
「その他」にチェックマークをつけ、[参照]をクリックし保存したフォルダを選択したら[次へ]をクリックします。
「ファイルと設定の転送ウィザードの完了」という画面が現れたら[完了]をクリックし、これで転送が終了です。
「変更を有効にするにはログオフする必要があります。今、ログオフしますか?」という画面が出たら[はい]をクリックしてください。これで、設定が有効になります。


これでデータの転送が終了しました。
上手に活用すれば「ファイルと設定の転送ウィザード」を使用して設定だけをバックアップするということもできます。