第28回 98/Me/2000/XPからXPへOutlookExpressを移行(1)

この回ではWindows XPを使用している方(これから使用する方)向けの内容となっています。それ以外の方は第23回第24回を参考にしてください。
これから何回かにわたって「ファイルと設定の転送ウィザード」というものを使用してOutlookExpressの設定とデータを移行する方法をご紹介します。今回はその前編です。
データを移すにはいくつか方法が用意されており、その詳細については後編に触れたいと思います。

まずはこちらを参照していずれかのメニューをクリックして進めてください。
1 Windows XPからWindows XPの場合
2 98/Me/2000からXPでWindows XPのCD-ROMがある場合
3 98/Me/2000からXPでWindows XPのCD-ROMがない場合

1 Windows XPからWindows XPの場合

まずは「ファイルと設定の転送ウィザード」というものが転送元にインストールされてなければ使用することができません。
転送元がWindows XPの場合には[スタート]−[すべてのプログラム]−[アクセサリ]−[システムツール]−[ファイルと設定の転送ウィザード]で起動することができます。
ただし、転送元が98/Me/2000の場合には新たに「ファイルと設定の転送ウィザード」が使用できるようにしなければなりません。

2 98/Me/2000からXPでWindows XPのCD-ROMがある場合

Windows XPのCD-ROM(アップグレード版でも可能)があればCD-ROMドライブにWindows XPのCD-ROMを挿入します。
そこで出てきた画面(出てこない場合はCD-ROMドライブ内にあるsetup.exeをクリック)から[追加のタスクを実行する]−[ファイルと設定を転送する]の順にクリックしてください。

3 98/Me/2000からXPでWindows XPのCD-ROMがない場合

Windows XPのCD-ROMのない場合は、Windows XPの「ファイルと設定の転送ウィザード」を実行するときにフロッピー等へと作成することができます。
一応先に転送元用の「ファイルと設定の転送ウィザード」のプログラムを作っておくことにしましょう。
Windows XPを立ち上げ、[スタート]−[すべてのプログラム]−[アクセサリ]−[システムツール]−[ファイルと設定の転送ウィザード]で起動してください。
起動した画面で[次へ]をクリックします。
「転送先の新しいコンピュータ」を選択し[次へ]をクリックします。
「ウィザード ディスクを次のドライブに作成します」を選択し、空のフロッピーディスク等の保存のできるメディアをドライブに挿入し、挿入したドライブを選択して[次へ]をクリックします。
「古いコンピュータに行ってください。」という画面が現れたら[キャンセル]をクリックしてウィザードを終了して構いません。
転送元で「ファイルと設定の転送ウィザード」を実行する場合には次のように操作してください。
まずは「ファイルと設定の転送ウィザード」の入っているフロッピー等のメディアをドライブに挿入します。
[スタート]−[ファイル名を指定して実行]の順に選択し、「名前」のところに次のように入力してください。
 a:\FASTWiz
(※注意:「a:\」はメディアの入っているドライブを指定してください。)
最後に[OK]をクリックすると「ファイルと設定の転送ウィザード」が立ち上がります。

これで「ファイルと設定の転送ウィザード」を実行する準備ができました。
この「ファイルと設定の転送ウィザード」を使用することによって、OutlookExpress以外の設定やデータも移すこともできます。
結構何にでも使えるので、IEの設定や「お気に入り」を移すときにも活躍します。
では、次回も引き続きご覧ください。