第19回(Hotmail第6回) メールの受信と同期設定

OutlookExpressでHotmailを受信しようとするとき、[送受信]をクリックしても、初期設定のままではメールを完全な形では受信していません。
ただ、この特性を活かしてメールの受信時間の節約をすることができたり、トラブルを回避することも可能になります。

初期設定のままですと、本文以外のメールタイトルと送信者の一覧しか表示されません。 ADSLやCATVなどの常時接続環境であれば、あまり意識をせずにメールの本文を読むことが出来ます。
これがダイヤルアップなどのダイヤルアップ接続環境である場合、インターネットから切断した時には、メールの本文を読むことができなくなってしまうのです。
ただ、これから述べる設定をする事により、フォルダ単位で完全な形でメールを受信する事ができるようになります。

フォルダ一覧にある「Hotmail」をクリックします。
そうすると「Hotmailのフォルダの同期」という設定画面が現れます。

図19−1

完全な形でメールを受信したいフォルダのところの「同期設定」のところにチェックマークをつけます。
(すべてのフォルダのメールを完全な形で受信したい場合は、すべてのフォルダの「同期設定」のところにチェックマークをつけます。)
あとは今までと同様に「送受信」をクリックすれば毎回メールを完全な形で受信することができるようになります。

メールを全部受信する必要がなく、見たいメールだけ完全な形でメールを受信する方法もあります。
OutlookExpressで一度本文を開いたメールでしたら完全な形でメールが受信されていますので、これから説明する方法をやる必要はありません。
(ただし、Web上で開いたからといい、OutlookExpressに完全な形でメールが受信されているとは限りません。)
次に示す設定をすることによって、個別に完全な形でメールを受信したいものを選択する事ができます。
(同期設定のときにチェックマークをつけたフォルダに関しては、何もしなくて大丈夫です。)

個別に受信したいメールを選択し、右クリックします。
(メールを選択するときにCtrlキーを押しながらクリックすると、一度に複数のメールを選択する事ができます。ただし、同じフォルダ内に限ります。)
「メッセージを後でダウンロードする」をクリックします。
すると、目印として青い矢印が表示されます。
最後に「送受信」をクリックすると選択したメールだけ完全な形でメールを受信することができるようになります。

今回の方法は、Hotmail以外にもMSNでも同様の事ができます。操作方法に変わりはありません。

「同期設定」をすると、迷惑メール処理(第11回参照)重要なメールが間違ってバルクメール(迷惑メール)フォルダに振り分けられていたとしても、通常のメールのように受信音も鳴るようになります。

Hotmailはメールサーバの調子が悪かったりする時がしばしばあるので、この設定が原因として、エラーが起きることを疑う事はしなくていいと思います。