第15回(Hotmail第3回) HotmailをOutlookExpressで使う

普通のWebメールでは、ひな形屋さんのひな形が送ることのできないものが多く、手軽にどこにいてもメールがチェックできる反面、様々な部分で制約を受けることとなります。Yahoo!JAPANの無料メールのようにメールソフトとWeb兼用に使えるところも本当に数少なくなってしまいました。

ところが、Hotmailだけは違いました。親会社が同じMicrosoft社なだけに、OutlookExpressでもメールが送受信できるようになったのは、もう数年も前の話になります。しかしココ最近、Hotmailを使おうという動きが激化したのです。

そこで今回、OutlookExpressでメールを送受信できるように設定する方法をご紹介します。すでにHotmailアカウントを取得されたことを前提に話を進めていきますので、新規にHotmailのメールアドレスが欲しい方は、Hotmailのサイトへ行って、登録をしてきてください。
(OutlookExpressでも取得できますが、やり方がややこしいのでWebサイトから取得することをオススメします。) とりあえずOutlookExpressを立ち上げてみてください。
以前からOutlookExpressを使用していた方は、普通に立ち上がると思いますが、初めて使用する方には、なにやら設定画面が出てくることがあります。何か出てきたときは[キャンセル]や[終了]等を押して、何とか閉じてください。

メニューバーから、[ツール]−[アカウント]の順に選択します
新しく出てきた画面の上のほうにある[メール]をクリックします。
(削除したいメールアドレスがあれば、削除したいメールアドレスを選択して[削除]をクリックすれば可能です。)
右上にある[追加]をクリックし、[メール]を選択します。

図15−1

また新しい画面が出てきたと思います。
「表示名」には、自分の好きな名前を入れてください。
ここで入力した名前は、相手へ送信者名として伝わる名前になります。
本名でもハンドルネーム(ニックネーム)でも、相手のわかりやすいものにすると良いと思います。
(Web上でメールを送るときの送信者名とは違うものになるので、ご注意ください。) 入力したら[次へ]をクリックします。

図15−2

「既存の電子メールアドレスを使用する」の横にチェックマークをつけ、「電子メールアドレス」を入力してください。
取得したアカウント名@hotmail.com
(「図15−3」は、「hirushun」という名前で取得したときの例です。)
入力したら[次へ]をクリックします。

図15−3

「受信メールサーバの種類」を「HTTP」にします。
逆三角形(▼)をクリックし、下へ動かすと、一番下に「HTTP」があると思います。
「HTTPメールサービスプロバイダ」は、「Hotmail」を選択します。
「図15-4」のように設定できたら[次へ]をクリックします。

図15−4

アカウント名には、メールアドレスを入力します。
取得したアカウント名@hotmail.com
(「図15−5」は、「hirushun」という名前で取得したときの例です。)
「パスワード」の欄には、自分で取得したときのパスワードを入力します。
「パスワードを保存する」にチェックを入れれば、メールの送受信時にパスワードを入力する手間を省くことができます。
(任意ですが、普段使っているメールと同じようにする場合は、チェックマークをつけておいてください。)
「セキュリティで保護されたパスワード認証(SPA)を使用する」にはチェックマークを付けないでください。
設定したら、[次へ]をクリックします。

図15−5

[完了]をクリックし、起動した後の画面に戻します。
このとき、

「図15−1」の画面が残っていたら[閉じる]をクリックしてください。

図15−6

今は起動したときの画面に戻っていると思います。
左側の「フォルダ」を見てみると、その一番下に「Hotmail」というのが新しく増えていると思います。
その「Hotmail」をクリックしてください。
(バージョンによっては「Hotmailアイコン」の絵柄が違いますが、特に意味はないので気にしないでください。)
すると、「図15−7」のような画面が現れ、フォルダなど、Web上で使っていたフォルダやメールの設定が始まります。
勝手に設定してくれるので、この画面が消えるまで、しばらくお待ちください。
(ここで何か変わった画面が現れたら、設定のどこかを間違っています。 [キャンセル]をクリックし、「図15-1」の手前の文章からやり始めてください。)
ただ、アドレス帳はWeb上での設定はされないので、自分で設定してください。

図15−7

すると、次のような画面が出てくると思います。
(私自身(作者)のフォルダなので、あまりジロジロ見ないでください…恥かしいので。) この画面でも設定はいろいろできますが、今回は割愛させていただきます。

図15−8

あとは普段通りにメールを使用することができます。
ひな形の送り方については、ひな形屋さんによって少々違うので、各ひな形屋さんのサイトの説明をしっかりと読んで、正しくお使いください。